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お知らせ

ヌートリアの生態と行動

人間によって持ち込まれ、やがて人間の手を離れて野生化した外来生物のヌートリア。農作物に被害を与える影響が年々深刻化しています。この状況を打開しようとヌートリア捕獲に力を入れ始めた県も出てきています。

去る2011年11月東広島市。

「農作物を食い荒らす外来種の大型ネズミに似た、ヌートリアの捕獲作戦を展開している。9月中旬から1カ月半で昨年度の約10倍の95匹を駆除した。
市に寄せられた食害は本年度27件と過去最多だった昨年度の25件を早くも突破。
市は生息域を調べ、駆除を徹底する。市は昨年度から捕獲員に1匹当たり千円の報奨金を出しているが、本年度はヌートリア専門の捕獲班をつくるため緊急雇用対策で臨時職員10人を採用。ニンジンやパンなどの餌を取ると入り口が閉まる箱を、ため池など10カ所に設置した。」

このようにニュースでも取り上げられました。

■ヌートリアの生態と行動

河川や水路など水辺に生息する齧歯(げっし)類。体長50〜70センチ、体重6〜9キロ。眼や耳は小さく大きなドブネズミのような体つきです。前・後足ともに鋭い爪があり、後足は前足より長く水かきがあります。体重は成獣で雌雄とも平均で4~5kg程度です。毛色は灰褐色で、尾は扁平でなく円筒状で長く、黒くて毛がありません。

本来は夜行性ですが、昼間でもえさを食べているところがよく観察されます。主に水辺の植物の葉、茎、地下茎等を食べます。池沼や河川の中・下流域の流れが緩やかな場所の周辺に巣穴を作り繁殖します。泳ぎが得意で、水面を泳いでいる姿をよく見かけます。5分程度の潜水が可能ですが、陸上では主に水際を移動し、水辺を離れての行動範囲はあまり広くないといわれています。

■ヌートリア被害状況

稲をはじめとする水辺の農作物を食害します。水稲の被害が多く、水田では畦の破壊による漏水もおきています。ニンジン、サツマイモ、キャベツなど、様々な野菜も被害を受けます。捕獲については、外来生物法若しくは鳥獣保護法に基づいて行わなければなりません。外来生物法の特定外来生物に指定されていますので、捕獲後に放獣や移動したりすることは禁止されています。

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