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ハクビシンの生態と行動

ハクビシンとは、顔に白い縦筋が目立つタヌキくらいの大きさの獣です。都市部よりも郊外に生息しています。このハクビシンは、もともとその地域に居たのではなく、人為的に持ち込まれた「外来生物」と言われています。最近では東京都心にも姿を見せ話題となりました。
家の天井裏や倉庫の屋根部分に住みつくため、落とした糞が堆積して臭気・衛生面等が問題となっています。また、果実を好んで食べる習性から農業上の被害も増加しています。年々増加傾向にある被害ですが、農作物のみならず、郊外の住宅開発により生ゴミなどの餌が得られることも増加の要因となっているようです。外来生物ということで、従来の生態系を崩すことも懸念されています。

■ハクビシンの生態と行動
哺乳綱・ネコ目(食肉目)・ジャコウネコ科の夜行性の動物で、額に白帯があることが特徴です。尻尾は40~50cmと長く、体重は4kg前後。主に果実類を中心に採食しますが、雑食性で、果実やトウモロコシなどの野菜、小動物、昆虫、鳥類やその卵を食べます。
夜行性で木や外壁を登ることができます。繁殖の際は土に巣穴を掘るか、木の洞を利用することもあるようです。
ハクビシンは樹上生活者とも呼ばれ、バランス感覚は非常に優れており木登りが得意なうえ、足でものをつかむことができるため、電線の上を尾でバランスをとりながら渡り移動することができます。また、飼育個体を観察してみると、高さにして約 110cm までジャンプしたというデータもあります。しかし、木から木への横へのジャンプは、あまり得意ではなく、例えば1本のミカンの木に登りミカンを食べ、別の木に移動するときは一度地面に降り、他の木に登ってミカンを食べるという行動が見られます。 ハクビシンはネコの仲間なので、頭が入れば狭い隙間を自由自在に通り抜けることができますが、自ら穴を掘ったりはしません。

■ハクビシンの被害状況
ハクビシンの被害は、主に農作物に対する被害と生活環境被害です。農作物では特に果実に対する被害が多く、モモ、ぶどう、サクランボ、ナシ、ミカン、カキ、リンゴなど。この他ではトウモロコシ、メロン、スイカ、イチゴ、トマト、ジャガイモ、サツマイモなどに被害が発生しています。

生活環境被害では民家の天井裏や床下、物置といった場所に侵入し棲みつき、そこに糞尿を排泄する等の被害があります。尿は天井にシミ汚れを作り異臭を発し、場合によっては住民の健康にも悪影響を与えています。

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